痴人の愛

囲炉裏庵

2017年08月18日 20:33

あの谷崎潤一郎の文芸もの有名小説の映画化

   ”痴人の愛 ” を鑑賞。

谷崎文学は 時代を超越して人間の本質を突いていると思うが

 これもまた ひとつの愛の形であることは間違いない。

50年前公開の映画で 古さを感じるも 谷崎文学の一端を感じ取れる

 
物語は 18歳の奔放な女、ナオミを妻とした平凡な男が彼女に振り回されて行くというもの。

「現代社会に押し潰された男達の欲求不満や、人間性を取戻そうと必死になってもがく姿を、徹底してどぎつく描きたい・・・という映画監督の狙いがよく表現されている。

役者陣の 安田道代 小沢昭一 田村正和 内田朝雄らの演技に注目。

 当時21歳の安田道代の文字通り体当たりの演技が素晴らしい。

    対する情けない中年の小沢昭一もいい。

田村正和の初々しい演技も見もの(笑)

谷崎潤一郎「痴人の愛」(ラジオドラマ)
https://youtu.be/VikLd1DKd7o


     

 

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